電磁波がダンスを踊る!?

5Gや人体への影響などが話題となりやすい電磁波とは、一体どんなものなのか。目に見えない(invisible)、触ることもできない(untouchable)。ところが、例えば磁性体を使うと磁場を見ることができる。代表的な例が砂鉄である。磁石の上に敷いた紙の上に砂鉄を撒くと、磁力線の様子が目に見える形となって現れる。

もう一つ、面白いものがある。それが磁性流体と呼ばれる液体である。この磁性流体は磁場の形に従い、様々に変化することが知られている。下の写真は、磁性流体の下に磁石をかざし、磁石からの磁場の形を観察している様子である。磁石を近づけたり遠ざけたり、あるいは左右に振ってみると、磁性流体が様々に変形する。

磁場の形に従う磁性流体

電磁石(コイルに流す電流により磁場を発生)を使えば、容易に磁場を変化させることができる。つまり、磁性流体にダンスを踊らせることも可能。磁性流体アートとも呼ばれている。

《この記事を書いた人》

齊藤 健

株式会社セイエンタプライズ シールド事業部
技術代表

齊藤 健Saito Takeshi

電磁波に関する研究者。技術士(電気電子部門)。第一級陸上特殊無線技士。電磁波シールドに関する広く深い知識と経験を有す。大手総合建設会社にて技術研究所 主任研究員などを務める。
延べ約80件の知的財産に貢献。IEEEなどで論文掲載。過去400年間の常識を覆したと言われる開放型磁気シールドの発明などの功績が認められ、Who's Who in the World(世界の紳士録)に選出。国家プロジェクト(経済産業省 戦略的基盤技術高度化支援事業)のリーダーも務め、将来を期待される技術分野の代表的存在。